エアコンににおいが気になる。そんなことはありませんか?
エアコンの掃除は定期的に行うことが大切ですが、プロに頼むと費用がかかることもありますよね。
そこで今回は、ある日の我が家のエアコンが臭いという騒ぎから始まった私のエアコン掃除実体験をもとに、エアコンのクリーニングを検討している方に向けた、自分で簡単にできるエアコンの掃除方法をご紹介します。
エアコンのにおい対策
1. 部屋の換気
現代のエアコンは、室内の空気を吸い込んで循環させて稼働しています。
そのため、部屋に臭いがこもっていると、その空気を吸い込んでエアコンから出てくる空気も臭くなってしまいます。
まずは窓を開けてお部屋の空気を入れ替えましょう。
たった15分で大丈夫です。
エアコンを稼働させたまま換気をすると、効果大です。
もうこれは我が家では毎日の日課となっています。
2. フィルターの掃除
エアコンのフィルターは空気中のホコリや汚れを取り除く役割を果たしていますが、これらの汚れが溜まるとエアコン効果の低下、異臭の原因となります。
現代の家庭用エアコンは、フィルターが簡単に外せるようになっているものが多いので、フィルターにホコリが詰まっている場合には、掃除機で吸い取ってあげることだけでも効果があります。
- フィルターをつけたまま、掃除機でホコリを吸い取る
- フィルターを取り外して、水洗いする
- フィルターをセットする
- 温風で完全に乾かす
フィルターの取り外し方法はエアコン機種によって異なります。
必ずエアコンの取扱説明書で確認してから実施してください。
このお掃除を行うだけで、エアコンからの詰まったような風音も無くなり、スッキリした風が流れ出てくることが大半です。
1か月に一度はフィルター掃除をしてあげると、清潔に保つことができるでしょう。
例えば「月の最初の週の日曜日に行う」などと決めていれば、苦も無く実施できるのでおすすめです。
3. エアコンのお掃除機能を使う
エアコンの種類によっては、フィルターお掃除などの自動おそうじ機能がついている場合があります。
このエアコンの場合は、「空清・送風」ボタンを押すと「ストリーマおそうじ」をしてくれます。
こういった機能を大いに使って上手に換気しましょう。
30分ほどかけているだけでも、だいぶにおいが緩和されます。
※なかには、エアコン機種によっては運転停止したときに自動的にクリーニングを行うエアコンもあります。
4. 冷房16℃設定で稼働させる
冷房16℃の設定で1時間ほど稼働させると
エアコンが急激に冷えることによりエアコン内部に水滴ができ、その水滴で内部の汚れを流し出してくれる効果があるそうです。
窓を開けて室内を換気しながら稼働させれば、なお効果大です。
我が家のエアコンは最低冷房温度が18℃でしたが、
それでもかなり効きました。
あんなに臭かったのに、その日の夜は全くにおいがありませんでした。
5. 熱交換器の掃除
熱交換器はエアコンフィルターの奥にある薄いアルミ板のことです。
熱交換器は冷暖房効果を発揮する重要な部品で、エアコン内部にある空気を温めたり冷やしたりして冷暖房の空気を部屋に送り出す機能を果たしています。
温かい風、冷たい風、の入れ替えを多く行っていることから、熱交換器は一番ホコリが溜まりやすく、カビも生えやすい場所といわれています。
エアコンを長期間使用するとホコリや汚れがこびりついてしまい、これにより、エアコンの冷暖房効果が低下したり、異音や匂いの原因になることがあります。
この熱交換器のお手入れは、エアコンを長持ちさせるポイントの1つともいわれており、エアコンの調子が悪いときには熱交換器の汚れ等状態チェックが不可欠です。
熱交換器を掃除するには、プロに掃除をお願いするか、エアコンクリーナーを使って掃除することになります。
今回、自分で行いたいため、エアコンクリーナーを購入して掃除していきます。
エアコンクリーナーも、あらゆるメーカーからたくさん出ていて迷いますよね。
我が家はこちらを試しました。
アース製薬「らくハピ エアコン洗浄スプレー」
フレッシュフォレストの香り
この商品の「売り」は、
自動お掃除機能のついたエアコンでも使用でき、洗浄水は排水管から排出される
ということで、
自動お掃除機能がついている我が家のエアコンでも使用できます。
また、洗浄水が排水管から排出されるとのことで、部屋が汚れず安心ということもあり
こちらを購入しました。
使い方はとても簡単。
※事前に「2. フィルターの掃除」を行っておいたほうが良いです
①エアコンの電源を切る。(念の為コンセントも抜く)
②エアコンカバーを開け、中のフィルターを外してフィンをむき出しにする。
※フィルターの外し方はエアコンの取扱説明書で確認してください
③スプレーをよく振る
※しっかり振らないと、霧状のスプレーが出ません
④フィンの向きに沿って、スプレーを吹きかける
※センサー等制御機器に当たらないよう注意
⑤10分ほどそのまま放置する
⑥フィルターを元の位置に戻してエアコンカバーを閉める
これで完了です。
使用料目安は、エアコン1台につきスプレー1本だそうです。
(私はかけ過ぎに恐れて1本使い切りませんでしたが、それでも十分効果はありました)
また、汚れ度合いによっては、排水管に流れ出る洗浄水がエアコンの下から垂れてくることもあるそうですので、念の為エアコンの下に新聞紙等を敷いて実施されることをおすすめします。
掃除したあとのエアコンから出る空気は、とてもスッキリしていて気持ちが良いものです。
また、夏場のエアコンの冷えも良くなった気がします。
ひとりで簡単にできますので、是非やってみてください。
エアコンのセルフクリーニングは、費用がそこまでかからずにできるため、日常に取り入れやすく、非常に効果的ではありますが、エアコンを壊してしまうという重大なリスクもあります。
そのようなリスクを確実に避けたい場合には、絶対にご自身でクリーニングは行わず、プロに依頼をしてください。
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